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暗転
希「ギャー!!!!!!!」
希「キシャーー!!!!!!」
希「うおおおおおおおお!!!!!!」
おばけ屋敷なう。
絶賛絶叫中なう。
希「いっていいよって言ったけど!!!!怖くないなんて一言も言ってないもん!!!!でも悠なんかに負けたくなかったの!!!!悠しね!!!!」
悠「本当ごめん」
どんな不幸も平気なタチだけど、おばけとか凄い嫌いなんだよね
ゴーストは平気、倒せるから。
でもホラー映画は好きじゃない
希「…………………」
悠「ほ、ほら…もうすぐ外だから。な?な?」
希「………うん……」
結局途中から立てなくなったので、悠におんぶして貰いつつ耳塞いで頑張ったぞ
褒めろ
パッと目の前が明るくなり、外だと感じて耳を離し目を開けた
『ウォォォォォォォォオ…』
希「シャーーーーーッ!!!!」
悠「イデデデデデデデ馬鹿イテェっつの!!?!?」
なんなの!?なんなの!?!?
外に出て、安心しきって気を抜いた瞬間…最後のドッキリかなんかで出てきたゾンビに威嚇して悠を思い切り引っ掻いてしまいました
お化け屋敷嫌いもう入らない
悠「悪かったって…なくなよ」
希「は?泣いてねぇよ」
悠「いや、潤んでる…ゴフ!?」
希「欠伸したんだよ」
私はこんなことで泣きません
眠かっただけです
何とも情けない話ではあるが、暫くその場から動けないでいた私を置いて、悠はどこかにいきました
う……お化け屋敷が後ろにあるのいやだ……
でも立てない。落ち着け私。
その場から離れたいが動けないし動く気にもなれないし、その気になるまで大人しくア○パンマンマーチを心の中で歌い続けたよ
「…希?」
10回目が始まる瞬間、遠くから聞こえた声に耳がピクリと反応する
会いたくねぇ……と心底思ったので、体育座りをして顔を隠しましたイエイ
が、
「おい、何してんだよ」
希「………体育座り…?」
「なんで疑問系なんだよ」
はい、やっぱり声をかけられたら返しちゃうよね!わかってた!!
チラリと目を向けた先で呆れ顔をしている、ゼフを見てまた目を逸らした
なんか久々なきがする
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