嫁がツンデレで画面から出てきません。

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その後短い時間の中で私、クロコ、ライルのところだけチェンジチェンジチェンジの嵐 ラスト10分になったところで、出てきたイカツイ水色の髪をしたお兄さん 「……………」 ラ「…………」 ク「…………」 あ、見た目はOKみたいです。 両者共にまだ声を発していませんが、何を感じたのかクロコが少しこちらに詰め、座れるスペースを確保 それを見たお兄さんは一礼してから腰を下ろしました。 そして、何故かクロコが前に置かれたグラスに氷と飲み物を入れ、お兄さんに渡せばそれを受け取り飲み干した ク「いい飲みっぷり!合格!」 ラ「いいね君、一番だよ」 希「ごめん全然わかんない」 お母さんが目を離した隙に何を身につけてきたのこの子たち。 てか水だよね?いい飲みっぷりとかそういうのじゃないよね? 終始無言のお兄さんに対し、勝手に話し始めたクロコとライルを放置しながら珈琲を飲む ブラックも好きだけど、ミルクとお砂糖の気分だったよ なんて考えつつ飲んでたら、お兄さんがミルクとお砂糖差し出したよ。凄いよこの人やばいよ。 「……やる」 希「……ども」 あ、思ったよりいい声してた もっとどすの利いた声とか、もしくは高い声かもという想像を軽々しく破られました 希「…あ、30分立つじゃん。そろそろ出ようか」 「……これ会計」 希「あ、ども」 見た目に反し、案外おとなしい性格というか…大人というか…。 皆がそれぞれ会計を済まし、楽しげにお兄さんに手を振っていたクロコに、何故あの人は良かったか聞いたら ク「無駄なキャラ作りしてなかったからかな?」 らしい。 擬きではあったけど、初のホストクラブ。やっぱり何にせよ素が一番だよね!
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