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悠達と別れ、地獄部屋に入ろうか悩んだ末にギルドに行くことにした
いつもは希の付き添いだったし、ちゃんとした登録するの忘れてたとかそんな感じだよ
ラ「てなわけで、登録したい」
「…王族がギルド登録とは飛んだ異例なので~全帝様に聞いてみないと~」
ラ「遠征中じゃん、事実上トップ2の貴女の判断でいいと思うよ」
「う~ん…ま、何とかなるわよね~」
オールファルコスにて、怪訝そうな顔をした受付嬢の適当な返事で僕はギルドカードを無事ゲット
白だったギルドカードが、手に取った瞬間金に変わる。
今までのが換算されたのか、まだ何もしてないのにSSと表示されたよ
そう言えば、ランクがどうたらとかあったね。SSってことは、この人と同じランクかな
ラ「SSらしいけど、試験どうしたらいいかなこれ」
「私嫌よやりたくない」
ラ「職務放棄も良いところだなオイ」
いつもの間延びした口調はどうしたと言いたいが、人のこと言えないからやめたよ
希達が帰ってきたら試験を受けるとして、適当な依頼書をとって転移
ラ「えー、ダークドラゴン10体討伐…国境の森だけど、いなくね?」
てゆーかドラゴンが10体も徘徊してるとか何事。希達の方も突如大量発生らしいけど、これはこれで放置してらんないでしょ
ラ「…血の匂い……こっちか」
僕は創生魔法という、特殊属性があることを理解してから色々試したけど、割と普通の属性達と変わりないらしい
詠唱しても魔法は発動しないけど、イメージして適当な名を付ければそれが発動されるってくらい?
ラ「探索って言っても探索出来ないのが面倒だよ」
希が使う探索魔法は出来ないのに、探すと唱えて場所指定をすれば出来ないことはない
何となくかっこ悪いから嫌なんだよね
ラ「発見」
何て説明しつつ、翼を創生して飛んでたら黒いドラゴンがいっぱいだよ
ラ「フェンリル」
フェ「久々に我を呼んだか」
ラ「なんで人型なんだよ攻撃しそうになったわ」
フェ「む、すまぬ」
いきなり銀髪の男が出てきたから思わず嫌なのを連想して切りそうになった本当に。
まあいいや。
ラ「一応10体予定なんだけど、それ以上いるっぽいから…倒した分だけ食べていいよ」
フェ「行くのだよ!!!!」
いや、僕もやるけど。
自分より大きなドラゴンを食べる狼って、なんか微妙だった
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