壁ドン顎クイときたら最後は額アタックだろ

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希「あーあ…まさか一人にしたからってギルド登録しちゃうとはなぁ…」 ラ「だめだったのか?」 さして疑問には思わなかったが、あれだけ討伐にいっていて登録していないのも何だったからした だめだったか 希「いや、いいんだけど…ランク表示されるやつとかあると俄然やる気出す人じゃんライル」 ラ「Zが最大値ということしか知らないが、最大値を目指す気ではいるな」 希「やだ負けたくない。だったらZの上作ってそこに立ってやる」 ラ「ならば僕はその上にランクを作ろう」 メ「二人は冗談に聞こえないからやめて」 僕は本気だよ 授業も終え、寮につきメアリー達と別れた僕らは普通に部屋へと帰る クロコはまだだし、ビズは最近自分の仕事があるようだから久しぶりな二人の時間だ 何しようかな、詰め寄ってみる? ラ「…………………」 希「何考えてんのか理解したくないくらい目がおっかねぇよ」 ラ「理解させてあげようか」 希「くんな」 僕はそこまで顔に出すタイプじゃなかったけど、希の前だとそれもなくなるらしい メアリーにも言われたけど、目が怖いって直しようがない気がするんだよね ラ「はあ……どうしたら僕に惚れるのかな」 希「唐突な話題の切り替わりと本人に聞く内容じゃない事に返答できないよね」 ラ「相手の気持ちを知るには直接聞くのが早いじゃない」 希「まともなこと言ってるけどまともな話じゃねぇよ」 じゃあどうすりゃいいのかね だってあれじゃないか? あの銀髪よりも近くにいて、希のことを理解してて、尚且つ愛があるのは断然自分だと思ってる 自意識過剰?なんとでも言え それなのに今目の前で気を抜き、ソファーに寝転ぶ女は他ならぬアレに気が向いてるというじゃない 最近はよくわからないけど。 ラ「……正直、たまに希がよく分からなくなる時がある」 希「おう、やけにネガティブだね今日は」 好意を持ってるのを知ってるはずなのに、此処まで気を抜いているのは安心感からか。 はたまた何かしでかしても負ける気がないからなのか 全く、かなう気がしないね
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