壁ドン顎クイときたら最後は額アタックだろ

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ゾクリ 希「なんか今、寒気が…」 パチリと目を開き、腹の上で安心しきって寝ているクロちゃんを人撫でしてから空を見上げた 快晴ですね~ でももう十月が終わるから、ちと肌寒いですね~ 希「風邪引く前に中戻るかね」 特にクロちゃんを起こす理由はないので、抱き抱えて立ち上がった クロちゃんはクロちゃんで、起きたけどまだ眠そう。魔武器なのに寝るって、もう魔武器の域を超えてるよね 希「ふぁ……ネミ」 『………主、南から超高速で此方に接近してくる気配なのです』 希「は?」 南? 南と言われた、屋上に繋がるドアがある方を向いた直後、そのドアが大きな音を立てて開きました 希「おい壊れてんぞ」 ラ「え?……きっとガタがきてたんだろう」 訂正しよう。壊れた 希「いやガタとかじゃないよねそれ、ライルの頭がガタきちゃってるよね」 ラ「僕と希の間にあったから悪いと思うんだ」 希「キリッとした顔で言われても頷けねぇよ」 とりあえずドアは直しました ですが屋上から出れません 希「あの、教室に戻りたいんですが?」 ラ「希、話があるんだ」 希「おうわかったまずお前が話聞けよ」 めちゃくちゃ笑顔だけど!!!話が噛み合ってません!!! まあまあと絆され、壁に背を預けて腰を下ろしたその隣にライルが座り、とりあえず精神安定の為にクロちゃんをナデナデプニプニ 『あ~そこなのです~』 希「癒しなんじゃ~…で、話とは?」 ラ「僕は希が好きだ」 唐突にきたね? 普段通りに接して行こうとは思っていたが、こうも真面目な空気でどストレートに発言をするライルははっきり言って勇者だと、私は思うよ 希「えー…と、ありがとう」 ラ「どういたしまして。僕は希が好きだし、どうしようもないくらいに愛しいんだ」 希「最早返答し辛いんだが」 ラ「受け止めればいいと思うよ」 どう、受け止めろと?
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