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全「いっちょ派手にいきますか!!!!」
気の抜けるような雰囲気ではあるが、そう言いながら地を蹴った全帝は手始めに悠へと牙を向ける
悠「うっ……お!?」
全「わお!!受け止め………半魔装?」
突然距離を詰められたが、気を張っていたからかギリギリのところを受け止めた
だが、拳でだ
悠「魔装?は?半魔装?てか燃えてるんだけど!!!!!」
悠は悠で自分の拳に当たっている剣に首をかしげつつ、燃えている手を見てビビってる
無自覚で発動とは、かなり面白いことになりそうだね
全「………複雑なんだけど」
希「素質あるもんあの子」
距離をとりこちらに戻ってきた複雑そうな顔の全帝はさて置き、半魔装である悠くんに助言が必要だね
希「まあ、言った通りだよ。半分魔装が出来上がった状態……剣を受け止められるってことは、グローブ型の火拳あたりでしょ」
悠「………ミスってたら……」
速攻リタイアだったね
人間追い詰められれば色々開くものがあるけど、開いてよかったと心底安心する悠
兎にも角にも、半魔装相手なら少しレベルを上げてもいけそうだ
全「じゃあ俺は二人いくね」
希「人選ミスにも程がある」
どう攻めてやろうかと考えた矢先にこれだ
何故私はライル相手に絞られた
ラ「どうした、おいでよ」
希「………やるよ、やりゃいんだろ」
今から戦闘というのに、構えが何故か「受け止めます」なライル
やっぱりいっぺんは死んでみたほうがライルは丁度いいかもね
希「ッ…と!」
ラ「はは!早いな」
なんて考えてる時間はないね
距離を詰めてきたライルを払い、回し蹴りをしたが当たりはしなかった
身体強化はないが、体内に秘められた膨大な魔力のお陰で、ライルの体は頑丈な上にスピードも速い
まあ魔装の私からしたら攻撃受けてもダメージゼロなんですけどね!
ラ「卑怯くさい魔装だな、俄然やる気がでるけど」
希「そう言う奴だって知ってた」
神だろうと殺しそうなライル相手だと、神級とか関係なくぶっ壊れそう
いや、一度壊してるしなコイツ
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