そうですね、不幸ですね。

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その後、試行錯誤を繰り返しつつ一定の距離を保ちながらイケメンを観察してみた 前後左右斜めにシャツの中 失礼、今のはなしにしよう。 どこから見てもどこを見てもイケメンなことしかわからなかったので、考えるのをやめた 「もういい?」 希「帰っていい?」 「それについても今から話したいんだけど、いい?」 希「帰っていい?」 「話を聞いてくれ」 顔を引き攣らせながら笑顔を作る男に対し、話したいなら勝手に話せばいいものをと感じる 「うん話すねもう。僕神様だけど、なんか言いたいことある?」 希「ハンバーグ作りたいんで帰ってもいいですか」 余程それを言えたのが嬉しかったのか、ク○ラがたった!!という感動のシーンを思い出すような顔を向けられた だからなんだっていう ピキリと音が鳴りそうなくらい綺麗に動きを止めた自称神を見つつ、ハンバーグ以外何を作ろうか考え始める 「…ハンバーグに負けた……」 希「当然だ、私の中でハンバーグは神よりも上」 体育座りをしながらキノコを栽培する自称神に見向きもせず、いや見えてるけど見えないふりだ、てか早くこの夢醒めないかな 話が途切れたけど、とりあえず自称神はシカトだシカト。 ぶっちゃけこの人が本当に神だとしても、自分の不運は変わることはないわけだし 神に願ったことはあったが、それが叶った事は一度もない。 今になってそれが現れたところで、事実何ら変わりないし 「冷めてるなぁ…」 希「全然熱々ピチピチですが」 「いや棒読みだし…それより、本題入っていいですか」 どれが本題なのか既にわからねぇよこのやろう 失礼、口調が荒ぶりました。 基本的脳内で独り言を披露することが多い私を他所に、神は勝手に話を始めた できるなら初めからやれよ
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