国の王子と少女が不幸過ぎる

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あ、ライルが戻ってきた 結界が消えたのを確認し、メアリー達と話しながら横目を向けて少しだけ驚いた 神狼フェンリル 世界が終わる日、神を飲み込むという予言で恐れられた神話な存在をこの目で見れるとは思わなかったさね 希「おかえり。どやって契約したのソレ」 ラ「鎖を引き千切ったら契約してくれたよ」 お前まじか チラリとライルの後ろに目をやれば、未だ自分の足元にある千切られた鎖を見つめているフェンリルが目に入る ビ「わぁあ!フェンリル!一万年と二千年振りだね!」 フェ「ぬっ!ビズか?…相変わらず変わらぬのだな」 希「ネタだよね?本気で言ってんのあれ」 悠「本気だとしたらあいつら何歳だよ」 何やらフェンリルに飛びついていったビズはとても嬉しそうにしながら飛び蹴りをかましている 吹っ飛ばされても尻尾振ってるフェンリルさんも結構やばい ラ「希の使い魔は人型か、素晴らしいね」 希「神獣ならライルの子もできると思うけどね」 人型使い魔は神級使い魔と言われているので、お目にかかれる確率は相当低いらしいよ メ「生きてるうちに神級使い魔を二度も見れたんだから、凄いわよ」 悠「いつも不幸に巻き込まれてっからこんくらいのご褒美大事」 ラ「おや…見ないうちに強くなったんじゃないか悠?久々に手合わせしよう」 悠「ピェッ!?!?」 ウンウンと頷く悠の肩に手を置いたライルは、素晴らしい笑顔でした 悠「ぎゃァァァァァァァァァァア!!!!ダメ!それダメ!!!!」 ラ「はははははは!!!良い動きをするじゃないか!!」 メ「ねぇあれ…」 希「シ!見ちゃいけません!」 飛び跳ねながら逃げ惑う悠を追いかけるライル 周りの生徒を巻き込んで凄い事になってますが、結界張ってるので私とメアリーは安全です
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