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結局、巻き込まれる生徒達を見兼ねたゼフがライルを止めて五時間目は終わり、六時間目に入りました
ゼ「えー今日の戦闘授業は一対一でやってもらう。評価つけるから呼んだやつから壇上に上がれよー」
ゼフが呟いた瞬間、ボコボコと地面が音を立て正方形のフィールドが現れる
2Sランクになると無属性魔法のコントロールが完璧になるから教員は2Sからって納得できる
希「無属性魔法って難しいもの」
メ「難しいって言うか、私達にはその魔力すら感知できないわよ…」
悠「受付嬢が教えてくれるまでそんな属性がある事すら知らなかったしな」
呼ばれなかったのでお話をしていますが、二人の言うことは一理あるのよ
誰にでも使える無属性は、基本的結界や転移などに使われているが皆気づいていなかったりする
やり方を教わって、その通りにしてみたら出来るものだからこそ、ソレを感知する事も認知する事も出来ないわけ
でも、ソレを感じ知ることでコントロールする術を身につければゼフがやっていたようにフィールドを作ったり、攻撃だって出来たりする
希「《結界》これをコントロールして感じた後イメージをします…エイッ」
自分を覆った結界を掌サイズまで小さくして維持し、その中に同じものを何個か増やす
簡単に言うと、風船ガムの中にもう一個膨らまして二重に作る人とかいるよね
あれも、出来る人と出来ない人がいるでしょ?
希「そういうこと」
メ「…だめ、出来ない」
悠「なんだこりゃ…他にはなんか出来んの?」
ラ「…要はイメージって事だね?じゃあ《羅針》」
上手くできず、掌サイズまでは落としたものの綺麗な丸に出来ない二人をよそに、ライルが呟いた
希「あらま、出来たね」
瞬間、一番内側にあった結界が他の結界を突き破りウニの様な感じでコンニチハしてきましたよ
他の例えはないのか?
透明のウニだよ
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