やっぱり嫌われてるとしか思えない(二)

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ココの鏡は高さがあり、 背伸びをしても上まで届かない。 その為、 高所はカットチェアを踏み台代わりにして鏡を拭く。 ちょうどカットチェアの上で背伸びをしたとき、 お客さんを見送った海斗君が戻ってきた。 「おい、 パンツ見えてんぞ」 「えぇっ!?」 咄嗟にスカートを押さえた。 その瞬間、 背伸びしていた足が滑って、 鏡にゴンッと顔面を強打した。 かろうじて顔面を支えにカットチェアからの転落を一時逃れたものの、 今度は横向きに落ちそうになる。
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