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「もういい!」
「なんだよ」
「パ、パスタの神様が……!」
「は?」
海斗君の眉間に皺が寄っている。
「なに訳の分かんねえこと言ってんだよ」
「あーっ、いい!
訳分かんなくていい!
分かられちゃ困る!」
海斗君は呆れたのか「あっそ」と呟くと、
鏡台にもたれて足を組み、
腕も組んだ。
そして、そのままあたしを見下ろしている。
「なあ、知ってるか?」
「なに?」
言ってくれなきゃ何を訊かれているのか分かりませんけど?
と思いつつ、
鼻をさすりながら海斗君を見上げた。
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