136人が本棚に入れています
本棚に追加
「さっきからエロいかっこしてる」
エロい格好?
ふと、
海斗君と目が合わないことに気付いた。
海斗君が見ているのは、
あたしの目よりも遥かに下だ。
「きゃ!」
一瞬で、顔が真っ赤になった。
見られた!
正面から見られた!
咄嗟に体育座りしていた膝を降ろし、
スカートをぎゅうっと握った。
「さて、行くか。
もう19時半だし、みんな待ってるだろ」
海斗君はさらっと言い、
照明のスイッチがあるカウンターへと歩いていく。
あたしのおぱんつなんて、
目の保養にもならないらしい。
ほら!
あたしなんて全く眼中にないじゃん!
と、眼中に入れられても困るけど、
あたしは心の中で盛大に叫んだ。
最初のコメントを投稿しよう!