やっぱり嫌われてるとしか思えない(二)

17/40
前へ
/40ページ
次へ
「はい、お疲れ様!  かんぱーい!」 渋々、蓮君の隣に座り、 先生と乾杯した後、みんなと乾杯した。 こんなに飲めないよ……。 チビッと泡だけを舐めて、 ひとまずジョッキグラスを置くと、 蓮君に肩をツンツンされた。 「ねぇ、山ちゃん。 はい、あーん」 網の上のお肉をひっくり返していた海斗君が、 手を止めて蓮君を見た。 蓮君は、冷めた加熱済みのソーセージを指で掴んでいる。 え、これを食べろと!? 無言で少しのけ反ると、 蓮君はソーセージを口に近付けてきた。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

136人が本棚に入れています
本棚に追加