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火曜日。
「……はよーございまーす」
出勤して二階のロッカールームに入ると、
ちょうど自分のロッカーを閉めていた海斗君があたしを見た。
その瞬間、
海斗君があたしを好きだと言っていた昨日のユウカの言葉を思い出して、
どこを見ればいいのか分からなくなった
「あ、海斗君……。
一昨日は、
お世話かけました」
ぺこりとお辞儀すると、
海斗君は
「あぁ」
とだけ呟いて、
あたしの横を素通りした。
え、それだけ?
拍子抜けして振り返ったものの、
海斗君はもうロッカールームを出るところだ。
もう大丈夫なのか?
の一言もない。
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