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ほら!
やっぱり海斗君はあたしのことなんて何とも思ってないじゃん。
心配されてないし。
と思いつつ、
自分のロッカーを開けたとき、
「はよーっす♪」
と、元気な声が入ってきた。
蓮君だ。
「お、海斗。もう降りるとこ?
ちょっと待って。
俺もすぐ置くから」
蓮君はあたしの2つ向こうのロッカーを開けながら、
海斗君を引き止めている。
「あ、山中さーん。
おはよ~っ♪」
目が合った瞬間、
蓮君がひらひらと手を振ってきた。
今までこんなことしなかったのに、
なんだか今日はやけに馴れ馴れしい。
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