第5章 禁断の父子

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たしかに 手を焼いてるんだ。 だけど――どこから話せば? いや彼に話してどうにかなるものだろうか。 そもそもなんて言う? 自殺した僕の恋人が 由良の叔父で。 由良は彼の死を僕のせいだと言って 復讐を始めたって? サチにそっくりな恰好で僕の前に現れ 言葉巧みに僕を言いなりにし。 あわよくば 誘惑し陥れようと――。
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