第5章 禁断の父子

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「――っ!!」 次の瞬間。 「先生、痛い目見ないと分かんないみたいだな?」 手首に走る激痛と同時に ゴキッっといやな音がした。 「やめ……ろっ……!」 完全に 常軌を逸した目。 「浅ましい?あれは俺のモンだ。何が悪い?」 骨が軋む。 ついに本性を現した。 異常なまでに増幅した愛。 いや愛と呼ぶには歪(いびつ)で ひどく屈折した感情――。
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