第5章 禁断の父子

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「いや本当に……面目ない」 初めて ナナがクスリと笑った。 なるほど ――売れっ子なのも分かる気がする。 冷たい眼差しが一転。 美しい口元に笑みを浮かべれば 温かくシャイな一面を垣間見せ それがなんとも危うくて魅力的だ。 「失礼致します」 すぐにボーイが 見るからに高級そうなブランデーボトルを運んできた。
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