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図星だったみたいで、貧血先生が誤魔化すように「えへへ」と笑っていて。
「ホント何してんですか」
俺は呆れて溜め息しか出なかった。
「おんぶでもしましょうか? 抱っこの方がいい?」
「結構です! 少し休んだら大丈夫ですから」
慌てて首をブンブンと横に振っているが、動けないんだろ?
これを放っておけと?
「あ、そう」
背負っていたカバンをドサリと地面に落とし、貧血先生の隣に腰掛ける。
「世田君?」
「俺も部活終わりで疲れたんで」
「若いのに情けないですね~」
その言葉、そっくりそのままアンタに返すよ。
アンタだって若いだろうが。
「先生さ、ちゃんと飯食べてんですか?」
食堂で見かけた時はうどんを食べていた。
けど、こんなにも虚弱なのは食生活に問題があるんじゃないかと思ったから。
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