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すこしラフな方向の、若者がたくさんの店内。
服や持ち物に頓着は無いけれど、自分にと選んでもらうのは楽しい。
この子には何が似合うかな、と考えてみる。
今の格好も身軽そうで良いんだけれど、寒いだろうし。だからと言って、厚着しているのは想像がつかないし。
そう思って店内を見回しているうちに、彼女は居なくなっていて。
呼ばれて見れば、レジから戻って来るところだった。
「きみは決断が速いねぇ」
「どういたしまして。一応コレ、あした開けてくださいね」
ギフトラッピングの見える、紙袋を押し付けられた。
「じゃ次、エミリーの選ぶの付き合いますよ」
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