クリスマスのお買い物

11/28
前へ
/31ページ
次へ
   すこしラフな方向の、若者がたくさんの店内。  服や持ち物に頓着は無いけれど、自分にと選んでもらうのは楽しい。  この子には何が似合うかな、と考えてみる。  今の格好も身軽そうで良いんだけれど、寒いだろうし。だからと言って、厚着しているのは想像がつかないし。  そう思って店内を見回しているうちに、彼女は居なくなっていて。  呼ばれて見れば、レジから戻って来るところだった。 「きみは決断が速いねぇ」 「どういたしまして。一応コレ、あした開けてくださいね」  ギフトラッピングの見える、紙袋を押し付けられた。 「じゃ次、エミリーの選ぶの付き合いますよ」  
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加