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年が変わる6日前。つまりこちらで言うクリスマスが、師の誕生日ということになっている。
実際は分かったものではないが、教師としての公式誕生日はその日だ。
向けられた笑顔が伝染したように、彼も大きく笑みを広げた。
「ありがとう。じゃあ私はきみに、クリスマスプレゼントをあげるね」
「へ?」
サトルの演技を忘れている、師の笑顔に苦笑する。
「それじゃとんとんじゃねぇですか」
「じゃあ、エミリーへの贈り物を一緒に考えてもらおうかな」
「承りましたァ」
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