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「好きだよ雪緋」
「――っ!」
最低だ、最低だと思ってはいたが、こんなにも最低な奴だとは思わなかった。
そのくせ詰られても笑っているような変態だし、人が悩む姿見て楽しんでいるような鬼畜野郎で。
「アンタなんて嫌いだーー!!」
絶対好きだなんて言わないと、泣きそうになる心に堅く誓う。
変態鬼畜最低野郎は俺の気持ちぐらい簡単に気づくだろうが、口にしてもらえない思いだけでも思い知ればいいと思う。
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