0人が本棚に入れています
本棚に追加
今日から新学期だ。
まぁ俺には別に関係ないが新入生が入学してくる。
どうせ関わる事などないのだ。
そんなことを考えながら歩いていると後ろから声が聞こえた。
「おーい、終!待ってよ~」
その声の主は俺の知る人物だった。
木山 葉月。
黒髪ロングの清楚系女子だ。
ヘアピンなどは付けてはおらず見た目は艶のある女性だ。
しかし見た目によらず好戦的で結構クレイジーな女だ。
ちなみに幼馴染みだ。
「ねぇ、今失礼なこと考えてなかった?」
「いや、別に考えてないぞ…」
「ふ~ん、それならいいんだけど!」
ちっ、勘の鋭さは化け物か!
「今日から新学期だね!楽しみだなぁ!」
急に葉月はそんなことを言い出した。
「別に大したことじゃないだろ。」
「はぁ~、全く夢がないヤツ。だから友達が少ないんだよ。」
「うるせぇ、じゃあ何があるんだよ?」
「新入生が入ってくるんだよ!クラス替えがあるんだよ!楽しみじゃん!」
「そんなことが楽しみなのか?」
「お前は人として楽しむことができない人間なんだね。かわいそう…」
「ふん、なんとでも言え。」
そんな会話をしながら俺たちは学校に向かった。
最初のコメントを投稿しよう!