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 最初から、惹きつける人だった。  ななちゃんも、オーラの明るさが違うって言ってたなって、そんな妙なことを思い出して、ふっと笑ってしまう。  そんな時でもないのに、笑ってしまう自分は不謹慎だと思う。  でも、笑うしかない。  どうしてだろう。  気持ちは変わっていない。  私はずっと、ちぃくんが好きだと思う。    城田さんに、ずっと彼が好きだって言えるのかって聞かれて、答えられなかった。  でも今は違う。  たぶんきっと、ずっと好きだと思う。  こんなことになって、初めて知った。  初めて理解した。  どんなときにも、まず私の頭に浮かぶのはちぃくんだってこと。  ことちゃん、って。そう呼んでくれる声が、耳の奥に聞こえてくることに。  でも、だからこそ……一緒にいられないと思った。
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