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好きなのに、離れたくないのに。
私がダメ人間だから。
城田さんを好きになった、自分が許せないから。
まっすぐに、ちぃくんだけと言えない私が、彼の隣にいちゃいけない。
大好きだって。
結婚しようって。
そう言ってくれる彼の隣に、今の私はいる資格がない。
―――だから、決めた。
懐かしい公園。
ここにはたくさんの思い出が詰まってる。
お弁当を食べたこと。
花火を見たこと。
キスをしたこと。
笑いあったこと。
手をつないで歩いたこと。
その全部の瞬間に、大好きが詰まっている。
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