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 そんな中、オフショルの女性は呆れたような顔でため息をついて言った。  「神楽くん、休みってことでいいかな」  「あー、ごめん。頼む」  「こっちは全然。そっちをちゃんとした方がいいと思うよ。お節介だけど」  突然始まって終わった会話をつないで、どうやら講習を休むって話ではないかと推測できた。  でもって、休むって言っていることの意味がわかって、私はちぃくんの腕を逆に掴んだ。  「だ、だめだよ。そんなの、だって、ちぃくん」  「琴莉、いいから」  いいからと言って、ちぃくんは私の左手を掴むと、騒がせてすみませんでしたと言ってすたすたと歩きだしてしまった。  私は振り返りながら、城田さんにすみませんって小さい声で言って頭を下げる。  私のすみませんに応対するように、買った諸々は城田さんが持ってくれていて、それをひょいと片手で持ち上げて、ニッと笑ってくれた。  どうやらこれは自分が預かっておくから大丈夫と言ってくれているみたいだ。  そのしょうがないなぁって表情も込みの笑い方がまた、様になっているなんてすごい。  現実逃避したい気持ちが、ついそんなことを考えさせていたのだろうか。  ほんの瞬間的にそんなどうでもいいことを思った後ちぃくんへと視線を戻すと、明らかに怒ってますって顔が私を見ていて、慌てて自分の足元へと視線を落とした。  ただただ、ついて歩くしかないって。そう、諦めながら……
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