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覚醒の序章《The truth of God》
それから、どうにか生き延びること一週間が過ぎた。
志保のお陰なのか、平均30分での攻略が可能になってきていた。
俺のレベルもどうにか4になっている。
志保は神様曰く、「私の能力であんさんの家に下宿するってことになっとるからぁ」と毎度変わる口調で志保が家に来る理由を説明してくれた。
スキルも2つ取得出来ていた。
そしてまた、帰り道。
『神様だ。どうしよう、もうネタが切れそうだ。助けてくれ』
それだけで切れた。
まあ、ネタ切れでも仕方は無い時期だった。
あの後毎日、津軽弁、京都弁、鹿児島弁、幼女口調、韓国語(これは意味不明)と続いていたのだから時期はおかしくない。
家に着くと玄関で志保が待っていた。
「じゃあ、今日もよろしくね、熊貝さん」
「はい、頑張りましょう」
声を掛け合い迷宮へと突入した。
今日は迷宮と言うよりは草原と言ってもおかしくないステージ設定だった。
このように数日に一度ステージ設定変わることがある。
ちなみにだが、目的地は自分の部屋となっている。
どうも危機管理意識の低い母親のせいなのか、志保が来た初日より、自室が志保との共有部屋になっている。
食事については事情は伏せて部屋に持ってきてもらうように計らった(これも神様の力が関係しているらしい)
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