幾千万の鼓動

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あと幾つ鼓動を打てば、
オマエに逢えるんだろう。

やるせなくて、もどかしくて。

伸ばした手は、空を割くだけ。

掴めない。
それでも、伸ばし続けていたい。

寂しがりで、不器用なオマエが、
いつでも掴むことが出来るように。

――千晶

千の結晶がオマエになるなら、幾千の想いを凝（こ）めて辿り着きたい。

オマエじゃなきゃダメなんだ。

オマエはオレの──心臓だ。