第6章 禁断のデート

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「ミルクはなし。砂糖をシュガースプーンに半分」 真っ白なカップにたっぷりと 丁寧におとされたコーヒが運ばれてくる。 「お好みでしょ?」 「どうしてっ……」 僕の好みまで知り尽くした よこしまな唇が微笑む。 「――日記か」 サチだ。 そんなことまで サチが記していたに違いない。
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