第6章 禁断のデート
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「ンン……」 目覚めても 僕は夢と寸分違わぬ場所にいた。 朝日の差すベッド。 鼻先をくすぐる甘いフリージアの香り。 ひんやりと肌に触れる シルクのシーツが心地いい。 背中から僕を抱く 剥き出しの細い腕。 見慣れぬ壁のデコラージュ。 その中央に映り込む――。 (……サチの写真?) いやサチじゃない。 あれは――。
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