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―――――この光景をどう言葉にあらわせばいいのだろう。
さかのぼること一時間前、私は幼馴染の家に遊びに来ていた。
私には幼馴染が二人居る。二人とも俗に言うイケメンで、だけどタイプは全く違うのだ。……一人は良、スポーツ万能で勉強も出来る。まるで少女マンガから出てきたような容姿の持ち主で、学校では女生徒に大人気だ。
もう一人は冷。儚い感じがする、少し陰のある男子だ。綺麗系で性格も温厚、こちらも学校ではファンが存在するほどの人気っぷりである。
……そして、冷は私が十年間片思いをしてきた相手なのだ。
そんな幼馴染たちと一緒に過ごしてきた私、青里は本日冷の家に遊びに来ていたのだ。
そして、そんな時にあの光景を目撃したのだ。
私がトイレを借りて、冷の部屋に戻り、ドアに手をかけようとしたときに、私は部屋から漏れてくる二人の声に一瞬完全に思考を止めた。
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