衝撃の事実

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「……ッあ……バカッ……盛……んなッ……」 「しかたねーだろ。最近溜まってんだ」 「せ、せーりが戻って……きたら……どーすんだッ……んッ」 「見せ付けてやればいい」 「そういう問題じゃ……ちょ、どこ触ってんだ!」 ……え? ドアの向こうから聞こえる冷の荒く乱れ、そしてどこか上ずった息遣いと声。 継続的に響くリップ音と、良の優しくも低い声。 そして衣擦れの音とベッドの軋む音。 私は確信した。とても認めたくない現実だけど確信した。 (私がいない間に何昼間から盛ってんの!?) ていうかあれ!?二人って男同士だよね!?えええええええええ!!!! と、私の頭の中は大混乱に陥っていた。 だけど混乱よりも好奇心が勝っていて。 冷の部屋のドアは引き戸になっているので、私はドアをスライドさせて冷と良の行為を覗き見ることにした。
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