1613人が本棚に入れています
本棚に追加
/709ページ
「大丈夫…」
花音はムクッと起き上がり、本の砂を払って翔に本を差し出した。
「はい、これ…翔君の大事な本でしょ?」
「あり…がと。」
これをきっかけに翔は花音に心を開き、お互いによく話し遊ぶようになった。
翔は本当はよく話す子だった。
「鳥の本がすきなの?」
「うん…飛行機とかも好き。お父さんが自由に羽ばたいていく人になれるようにって僕の名前つけてくれたから。だけど…」
最初のコメントを投稿しよう!