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翔はめがねを外してポロポロと泣き始めた。
「……なんで花音ちゃんが泣くの?」
隣に座っている花音まで涙をポロポロと流していた。
「だって…翔君が泣いているから…お父さんたち仲直りしてほしいね。」
「一緒に泣いてくれてありがとう、花音ちゃん。」
翔と花音は手を握り見つめあった。
「大丈夫だよ…お母さん達仲直りしてくれるよ。」
「うん…でもこのまま喧嘩が続いて一人になったらどうしよう…」
「一人じゃないよ。私はずっと翔君のそばにいるから。翔君もそばにいて?」
「うん…」
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