黒い月

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西暦2873年の夜。 『あー、なんて退屈な毎日なの、つまらない、バーク何か面白い事をしてくれ。』 私はミカラン、天使だ。 『ミカラン様、急にそんな事を言われましても……。』 目の前でオドオドしている者はバーク、執事的なもので私の身の回りのものを世話してくれる。 『冗談だ、いつになればお前はもっとハキハキするんだ。後、敬語は辞めろと言ったはずだろ。』 『し、しかし、ミカラン様は天使であって、私のような身分の低い階級が……。』 『お前は本当に真面目な男だ、昔あれだけ一緒に遊んだ仲ではないか。』 バークは所謂幼馴染。昔はよく2人で冒険をしたり悪さをした仲である。
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