3412人が本棚に入れています
本棚に追加
/335ページ
「わぁ、美味しい!私の食事とは雲泥の差じゃない!」
ドーリアは美味しそうに頬張りながらそう声を上げ、
「にしても、どうして私がこんな扱いを受けなきゃいけないのかしら…」
と目を伏せた。
「……女王様のお考えは分かりませんが、アトランティスで王族として扱ってもらうには、王族と婚姻関係を結ぶ以外ないでしょうねぇ」
あえて独り言のように呟いたジーンに、ドーリアは露骨に眉をひそめた。
「婚姻関係って、そんな簡単に……」
最初のコメントを投稿しよう!