4人が本棚に入れています
本棚に追加
「さ、遠慮せずに食べなさい」
「いただきまーす!」
目の前の温かいお肉にかぶり付く
すっごく美味しい!
何ヶ月ぶりのちゃんとしたご飯だろう?
んー、忘れたから良いや
「…それでだな、今日お前を誘ったのは、一つ提案があってな」
「はい?」
「お前、今年で何歳になる?」
「えっと…六歳です!」
そう伝えると、パパとママは顔を見合わせて言った
「ジャック、貴方…道化師にならない?」
え、それって…
父さんみたいにスターになれるってこと?
でも…
「雑用と一緒にやるってなると、急がしすぎて時間が…」
「寝る時間を減らせば、問題ないでしょう?
ね、ジャック」
「…」
「返事は?」
「はっ…はい!何の問題もありません!」
ママは普段は優しいのに、怒ると怖いや
鞭打ちとか、煙草の火をつけられるのは絶対にごめんだ
「決まりね!それじゃあ、今からお化粧の練習するわよ
此方の部屋に来なさい」
「え…でも、まだご飯が」
「そんなのよりも、此方の方が大事!」
まだお腹一杯になってないんだけど、しょうがないか
母さんの後について、化粧室に入る
最初のコメントを投稿しよう!