Effed up

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先輩とのことを踏まえると、近くにいるだけじゃダメだ。 押しまくる。 …とは言っても、メイちゃんはもともと俺に男に慣れたいと言ってきたような子。 どこまで押してもいいものか悩む。 下手をすると押し倒す。 押し倒しても、ちょっとくらいなら大丈夫になっているけど、さすがに最後までは俺が嫌われるほうが先になりそう。 胸をぎゅっと掴んでしまうくらいなら大丈夫。 柔らかくてさわるの気持ちいいけど、これもあまりやるとセクハラ。 嫌われる。 せめて抱っこはしたい。 欲望だの、告白だの、そういうものはあるのに、いざメイちゃんと二人になっても、なかなかそこにいけない。 飯は食べさせてくれるけど、添い寝となる前には帰らされる。 飯を食べ終わったら…の時間にせめて告白と思っていても、お茶を飲んで寛いで、満足して。 作ってもらったお礼に洗い物をじゃかじゃかしまくって終わったら、またねと帰らされる。 飯友になっている。 添い寝友達のほうがいいなと思う。 それでもメイちゃんの飯をいっぱい食べて満足しているから、おとなしく帰って次の機会に…なんてしてしまう俺がいる。 俺の恋愛はなかなか不器用かと思われる。 夏休みに入って先輩がマンションのほうに帰ると、メイちゃんの飯も食べにいけなくなった。 隣の部屋は空室。 完全に俺の一人暮らしの寮。 ただし、夏休みになったからこそ、急ピッチで隣の建物を建てるリフォームサークルのメンバー。 どこぞの工事現場かと思われるおっさんみたいな作業員が寮の空き部屋に寝泊まりする。 メイちゃんがいればサークルで使っている部室のほうに寝泊まりするだろうけど、メイちゃんもいないから寮にくる。 よって俺は夏休み、昼は建物を建てて、夜はバイト。帰ったら飲み会の毎日だ。 内装はまだ先だからか、女の子もいない。 男ばかりで騒いでいる。 部屋は暑いから建物の外で。 毎日、飲み会でキャンプかもしれない。 添い寝屋をしているより楽しくはある。
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