嵐の前の静けさ

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「普通」、それは実に 素敵な物であると俺は思う。 現に、俺 一条 藍 は出来るだけ 目立たないように 日々を過ごしている。 普通をこよなく愛している。 何故って? それは、この翆凰学園が バイ5割、ホモ4割の ホモの巣窟だから。 だから、ノーマル高校生の俺には、刺激が強すぎる。 別に、偏見とかは、ないのだけど ただ、当事者にはなりたくないし男と男がアハンウフンしてるのを見る趣味もない。 だから、地味に普通に 生きてきた。 誰か俺の努力を認めて欲しい。 でも、それ以上に俺が 普通を愛する理由がある。 それは、俺の母が イギリス人だったせい。 遺伝で、肌は真っ白、 金髪、さらに碧眼 それと、俺の身長が 160しかないせい。 だから、この学園に入学した時は上級生と思わしき人達に襲われた運良く、見回り中だった風紀委員に助けられ、無傷だったが怖かった。 それからというもの 常に黒髪のウィッグと 黒色のカラコンは欠かせない。 だから普通大好きです。 俺から日常を奪わないで欲しい
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