第一章 はじまり

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-2週間前 山城佑治「なあ、洋介。再来週から、3日間くらい空いてるか?」 平日の仕事の帰り ファミレスで食事中に佑治は唐突にそう聞いてきた。 難波洋介「ああ?。嫌みかよ。俺の契約は今週まで。来週からは毎日...」 難波洋介「休みだよ」 自暴自棄にも似た、様子で俺は答えた 山城佑治「はははは、そうだった、そうだった」 佑治はまるで悪びれる様子もなく、笑っている。 山城佑治は、常にこういうやつだ。
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