第1章 新しい命

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「フフッ、姉貴と長野の母さん・・・喜ぶだろうな。」 「うん。きっと・・・」 「姉貴なんてさ、勢いで子供が生まれちゃったりして・・・」 「あはは・・・」 「オマエさ、藤原姓でいられるのもあと僅かなんだから、今のうちにイヤっていうほど名前書いとけよ(笑)」 「えっ・・・ソコですか?(笑)」 笑いとともに、私たちの新しい日々がまた始まる。 それは、時として、とても険しい道のりだったりするのかもしれないけど・・・ それでも・・・ いつの日も、笑顔を絶やさないでいられますように・・・ ずっとずっと、彼の笑顔の隣りにいられますように・・・ そう願いながら・・・ その翌日・・・ 私は、『相馬 和希』になった。 ~ fin. ~
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