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こうなった時の父さんはとにかくウザい。仕方なく足をリビングの方に戻して父さんの話を聞く事にした。
マアヤ「それで何で?」
サアヤ「それは父さんの仕事の都合でパリに行く事になったからよ」
マアヤ「Σ!?(いつの間に後ろに現れた母よ!?さっきまで目の前にいたのに!?)」
ナオヤ「だからお父さん達がパリに行っている間は貴哉(タカヤ)が理事している学校に通って欲しいんだよ」
たかや叔父さん…たかや……タカ……う~ん……(-""-;)
マアヤ「はい、先生しつも~ん」
ナオヤ「何かな?真綾君(←声をガラガラに変えて)」
サアヤ「……あのさぁ、さっきから親子揃って話を脱線させてんじゃないわよ★全然進みやしねーじゃねーの」
「「すみません……;;」」
本当に母さんは怖い。大黒柱の父さんでさえ頭が上がらないのだ。…まぁ、でもいつまでも新婚みたいに仲が良いし…;
ナオヤ「それで質問って何だ?」
マアヤ「貴哉叔父さんて…2番目?3?」
ナオヤ「真綾……叔父さん達が何番目くらい覚えてないのか;さすがにあいつらも悲しむぞ?大雑把な性格が揃っているとはいえ…」
マアヤ「(そう思っているのは父さんだけだと思う)だって父さんの兄弟って皆似たような顔だし、もう何年も会ってないし覚えてない」
※真綾の父・直哉は5人兄弟。おまけに全員が男。そして顔がそっくり…。たまに会う四男、五男はともかく仕事で忙しい二男、三男の事はあまり覚えてない真綾だった。ちなみに貴哉は二男坊。
マアヤ「じゃあ私はこの家から叔父さんの学校に通うの?」
「「まさかっ!?」」
マアヤ「は?違うの?」
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