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マアヤ(くそっ…やっぱり母さんには敵わない…;さすが…元レディースリーダー…)
未だに納得できないままだったが、母さんにこれ以上口出すほど勇気もないし、父さんもあの状態……
ナオヤ「真綾も納得してくれたみたいだし良かった良かった」
サアヤ「ホントに…。でももう少し聞き分け良くなってもいいのに…」
コーヒー飲みながらのほほんとしている中堅夫婦を見るに耐えなくなって、いそいそと階段を上った。
マアヤ(私……まだ納得してないんだけど)
そして部屋に戻り、よく旅行に使っていた旅行カバンといつの間にか用意してあった段ボールを組み立てて、荷物を整理し始めた。←でも何だかんだで行動早い
ガッガッ
バリッ
バンッ
マアヤ「なんだろう…段ボールの組み立ては上手くなってきている気がする…;………これは持っていかなくてもいいかな。これも置いていって…これは持っていこ…」
ぶつぶつ呟きながら手を動かしていると、ある物を見て手が止まった。それは、変装に使う鬘と眼鏡だった。
マアヤ(そういや…先生に挨拶とか行かなくていいんかな?……ま、いっか☆母さん達が適当に何か言ってるだろう…。
それに変装して学校に行ってたからクラスメイトの名前誰一人知らないままだったなー…)
2年になって約半年…私の格好が地味子なのもあって、クラスの人達は私に話掛けてくるていう事は何か用事がある以外ほとんど無かった。
だからこそ、私も顔と名前が一致してなかった…。
マアヤ(私も自分から関わらそうとしなかったけど……;)
そんな事を思いふけながら次々と荷物を纏めていた。
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