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マアヤ「ひぁー…ここがこれから通う学校か…。それにしても……デカくね?」
転校当日、私は叔父さんが居るであろう学校の正門前で途方に暮れていた。
何でっていうと……学校が学校という領域を超えてたから。なんなん?ほぼ城じゃん。バカじゃね?
マアヤ「何でこんなにデカイの?金掛けすぎじゃね?叔父さんは……て言っても建てたのは叔父さんじゃないんだよね…。たしか……」
と、私は一人ツッコミしつつ事前にもらっておいた学校の見取り図と睨めっこしながら理事室を目指していた……のだが、全然見付からないまま迷子になっていた。
マアヤ「ったく…一体どこにあるんだよ!?理事長室はよー!?」
遂に痺れを切らした私は叔父さんに電話をかける事にした。てか、初めからそうしておけば良かったと今頃後悔――。
プルルル…プルルル…
タカヤ《…はい、もしもし?》
マアヤ「HEY!真綾でっす!チャオチャオ♪叔父さん、学校に着いたけど全然理事長室分からん。ここ、どこ?」
タカヤ《…真綾キャラ崩壊しないでくれ。気味悪い…。って、何処って聞かれても困るんだけど。何が見えるの?》
マアヤ「うっさいな。テンション上げてみようかなと思っただけよ。で、とにかく迷いました!うーんと…………廊下?」
タカヤ《…迷子なのにテンション上げてどうすんの…;そりゃ中に居るんだから廊下だろう!?他に何か目印になりそうな物ないの!?回りよく見なさい!》
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