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私はもう一度ドレスを上から下まで見下ろした。………触るのが怖いな。
マアヤ「…え、何で?」
カズ「何で…って後夜祭に着るからだ。真綾…担任の話を聞いてないのか?」
マアヤ「…………いや、担任がまず後夜祭の事を話してない」
「「「はぁ!?何だって!?」」」
担任の責任だと言うと、キヨ兄、おシゲちゃん、貴哉叔父さんのお三方の顔がだんだんと般若化していった…。めっさ怖いです…。
タカヤ「……おし、真綾の担任の来月のお給料20%カットだね★シゲ、メモっといて」
トオル「はい、理事長★」
マアヤ(柾ちゃん…ご愁傷様…;)
叔父さん達はたまに容赦ない時があるからね…。
(ごめんなさい!!理事長せんせーぃ(泣) by.柾)
タカヤ「じゃあ…真綾は後夜祭に何をするか知らないって事?」
マアヤ「知りません」
叔父さんは溜め息を吐くと後夜祭の説明をしてくれた。そこで分かった事…
キャンプファイアーじゃダメなのか!?何故ダンス!?いや、ダンスだってマイムマイムとかで良くない?
そこがお金持ちというかなんというか…である。
男子はスーツを着て女子はドレス…だからドレスを用意してくれたらしい。
トオル「真綾さん、どうぞじっくり見て下さい」
マアヤ「…………うん」
おシゲちゃんに言われて、そーっと高級そうなドレスを触って確かめたり、前から後ろからジロジロ見たりした。
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