∞第26話∞

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私はもう一度ドレスを上から下まで見下ろした。………触るのが怖いな。 マアヤ「…え、何で?」 カズ「何で…って後夜祭に着るからだ。真綾…担任の話を聞いてないのか?」 マアヤ「…………いや、担任がまず後夜祭の事を話してない」 「「「はぁ!?何だって!?」」」 担任の責任だと言うと、キヨ兄、おシゲちゃん、貴哉叔父さんのお三方の顔がだんだんと般若化していった…。めっさ怖いです…。 タカヤ「……おし、真綾の担任の来月のお給料20%カットだね★シゲ、メモっといて」 トオル「はい、理事長★」 マアヤ(柾ちゃん…ご愁傷様…;) 叔父さん達はたまに容赦ない時があるからね…。 (ごめんなさい!!理事長せんせーぃ(泣) by.柾) タカヤ「じゃあ…真綾は後夜祭に何をするか知らないって事?」 マアヤ「知りません」 叔父さんは溜め息を吐くと後夜祭の説明をしてくれた。そこで分かった事… キャンプファイアーじゃダメなのか!?何故ダンス!?いや、ダンスだってマイムマイムとかで良くない? そこがお金持ちというかなんというか…である。 男子はスーツを着て女子はドレス…だからドレスを用意してくれたらしい。 トオル「真綾さん、どうぞじっくり見て下さい」 マアヤ「…………うん」 おシゲちゃんに言われて、そーっと高級そうなドレスを触って確かめたり、前から後ろからジロジロ見たりした。
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