∞第26話∞

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マアヤ「え…双子先輩?スタイリストって先輩達?」 ユウ「そう!俺達、メイクとかは得意だからね!」 コウ「後夜祭に出るなら俺達が見返り美人にしてやるよ♪」 そして私は2人のテンポに着いていけずに、あれよあれよという間に理事長室から生徒会室に連れて来られ、椅子に座らせられ変装道具も全て取られた。 あ、カラコンはさすがに「自分で取れ」って言われた。 コウ「じゃあ、まずは…ドレスに着替えてきて」 ドンッ マアヤ「うわっ!?」 コウ先輩は生徒会室に準備しておいたであろう試着室に私の背中を押してドレスを手渡した。 マアヤ(……先輩、急に押す事ないと思う…;) ユウ「もしドレスの着方が分からなかったら一応声かけて」 マアヤ「はーい」 とりあえず返事をして早速ドレスに手を伸ばした。…………一応着れる、はずだ。だが、実はとある難問に差し掛かっていた。  何度か挑戦しても出来ないコレにさすがに助けを求めようと、カーテンの向こう側にいる中津川兄弟に声をかけた。 マアヤ「……双子先輩~」 ユウ「まー坊、着方わからない?」 マアヤ「いえ、着れたんですが…後ろのファスナーに手が届かなくて…;」 そう、誰もが一度くらいは体験するであろう(たぶんするよね!?私は初だけど)背中のファスナーに苦戦していた。 ユウ「じゃあ今から入るから後ろ向いててね」 言われた通り後ろ向いて待つとカーテンがシャァーと開いた。
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