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ユウ「…うーん、コウもうちょっと髪を遊ばせてみない?……まー坊、つまり生徒会メンバーによる後夜祭の女装は既に恒例行事…行事?
「(コウ)行事だろうな」
…となってるわけだ♪但し、それは生徒会の中だけであって、他の生徒達には知らされてないけどね☆よし、こんなモンでどうよ!?」
ユウはじゃーん!と口で効果音を言っていたが、鏡がない生徒会室で真綾はどんな変化をしているのか気になっていた。
マアヤ(どうよって……私には一切見せてくれないのか…;すごく気になる…)
コウ「じゃあ、この髪飾りしてみるか…。一昨年は確かアキだっけか?」
マアヤ「ぅえっ!?成さんも女装したの!?うわー…見たかった!!ねえ、その時の写真とか動画とかないんですか?」(真綾ずっと真っ正面向き)
コウ「写真?……あったような気もするけど…。たしか、携帯に入ってると思う。後で見せるから今は大人しくしとけ」
マアヤ「はーい…」
真綾はその後はコウの言う通り大人しく座っていた。そしてやっと髪のセットが終わると、今度はユウが刷毛やファンデーションを持ってスタンバイしていた。
その隣では、コウがアシスタント張りにいろいろメイクをせっせと準備していた。どうやら2人の中で担当があるらしい。
コウ→ほぼヘアスタイル担当、
ユウ→ほぼメイクアップ担当みたいな。
マアヤ「……(じゃあ今年は丸さんが女装するのか)楽しみだなー」
ユウ「ん?後夜祭が楽しみ?」
マアヤ「いえ、丸さんの女装姿がって事です」
ユウ「まー坊…そこ即答しなくても…;お世辞でも後夜祭がって言わなきゃ…」
マアヤ(お世辞でいいんだ…;)
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