26人が本棚に入れています
本棚に追加
マアヤ「……あれ?それなら先輩達は丸さんにお化粧はしないんですか?」
ユウ「ん?もうしたよ」
ユウはサッパリと答えた。
マアヤ「あ、したんだ…;そうですか…。じゃあ丸さん達は別室で何してるんですか?キヨ兄、丸さん達のところに行ったみたいですけど…」
コウ「ダンスの練習だよ。ランは女装して後夜祭に出るからな。女子(ラン)が男子のステップを踏むわけにもいかないだろ?だから、アキに付き合って貰って女子のステップを練習中なわけ」
マアヤ「………大変ですね;じゃあ、今日成さんと丸さんが女装してなかったのは…」
ユウ「後夜祭の事を考慮してだよ。文化祭で女装して後夜祭でも女装してたら、皆がランだって気付くじゃない。それじゃ詰まらないしね♪」
マアヤ「なるほど…;納得しました」
話を進めている間に真綾のメイクも終わりに近付いていった。
マアヤ「……………(早く終われ…もう首が辛い!肩凝り首凝り、治さないとなー;)」
ユウ「フンフフ~ン♪……………できた!我ながらカンペキ!」
コウ「“我ら”ながらな。でも良いじゃん♪まー坊よく似合ってるぞ!」
マアヤ「そうなんですか?じゃあユウ先輩、鏡みせてくだ
「だめー」
…は?何で?ちょっとくらい……」
真綾が変身後の自分を見ようと鏡を探していると、ユウが真綾を後ろから抱き締めて止めた。
コウ「いや、まず“きゃっ”とか何か反応あってもいいんじゃないの?」
マアヤ「いやいや先輩、私にそんな事を求めちゃ駄目だよ。むしろ求めるものじゃないですよ」
コウ「んだなー…;とりあえず、鏡はまだ見るな。先に理事長やカズ達にまー坊の変身を見せてからだ」
最初のコメントを投稿しよう!