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「いよいよか…」
今日は敵の陣で宴がある。
そこに忍び込んで俺は敵将を討つ
着物も化粧道具もあの手この手でそろえたし、裏声を出す練習もした。
なるべく筋肉もつかないように最低限の筋肉を鍛えておいたし、滑らかな白い素肌になるようになるだけ外には出なかった。
特に足や顔、腕腰は本物の女性を観察して学んだ。
幸い俺は人気のある方だったので、女性には困らなかった。
無論、手は出さず一日彼氏、みたいな事をやっている。
化粧技術も女性に学んだ。
おそらくぬかりはないだろう。
後は俺の媚びる技術にかかっている。
男に媚びるのはやはり気が引けるが、これしか方法はないし、今日のこともしっかり下調べしている。
まずは相手の懐にもぐりこまなければならない。
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