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「あれ? 1週間はないと思ったんだけどな?」とのんびりとした声の主に
私はこの数時間の陣痛を経験して、ある決意をしたことを伝えました。
「帝王切開で産ませてください」
そうなんです。陣痛という痛みに耐えられなかった私は
病院に着くやいなや看護婦さんに
「麻酔を??麻酔を打って??そして帝王切開にしてください??」と
のたうち回っていました。
「う?ん。陣痛の間隔10分切ってるし、このまま産んだほうが」
「いいや、帝王切開で」
と朝ごはんをばくばく食べながら、この意志は決して揺るがないぞと心に誓っていたら
「じゃあご飯食べちゃだめだね!」とまさかの朝食ドクターストップ。
おにぎり1個じゃ足りなかった私にとって、この朝食が結構ありがたかったのですが
痛みと天秤にかけてみて・・・
勝者 帝王切開
「わかりました」としぶしぶ朝食タイム終了。
「あと数分後に院長も入院している患者さんの診察が終わるからそうしたら診察室で見ますので」
と医師が去ったあと、急にそれまで陣痛の間隔7分くらいだったのが
一気に5分、そして3分と縮まりました。
もしかしたらお腹にいた息子が、
病院についてもう産める環境が整ったと伝わったかのように
この陣痛は進むのでした。
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